知ったら奥深かった!このマーク☯️
こんにちは。なおみです。
画像の真ん中のあるこのマーク、
ご覧になったことがある方は多いと思います。
ちょっと昔に人気のあった某サーフ系ブランドでも使われていましたよね。
家にもTシャツがありました(笑)
漢方や薬膳、ヨガなどを習うと、
だいたい最初の基本のところに出てきますが、
これは陰陽図といって、「太極」という宇宙全体をあらわしている図です。
陰陽論とは、ありとあらゆるものは
「陰」と「陽」の2つから成り立つという理論です。
太陽と月、男と女、火と水、上と下、昼と夜、
動と静、熱と寒、明と暗、偶数と奇数、
息を吸って吐く・・・
昔の人が、自然を観察して導き出した理論です。
いわゆる先人の知恵ですよね。
この考え方は人体の生理、病理の説明や食材の分類にも
利用されています。
この図は陰と陽のバランスがとれている状態で、
黒い部分が陰で、白い部分が陽をあらわします。
白の根っこが黒の頭に同化していて、
黒の根っこも白の頭に同化しています。
この状態は「互根:ごこん」といって、
互いに根っこになっています。
相互に対立的であり、依存していて、
どちらか一方だけで存在することはできません。
たとえば、昼は陽、夜は陰ですが、昼がなければ夜はなく、
その逆も同じです。
ずっと夜ということはなく、必ず日は昇りますよね。
興奮状態がなければ、鎮静状態もありません。
現代的にいうと、交感神経と副交感神経の関係もあてはまりますね。
白が太い部分は黒が細く、
黒が太い部分は白が細くなっているのが、
おわかりいただけると思います。
黒と白の小さい円は、
陽のなかにも陰があり、陰のなかにも陽があることを示しています。
このことは、相手次第、見方次第で、
物事は陰にも陽にもなりえることが示されています。
図を四季の変化にあてはめると、
冬の寒さ(陰)がきわまると、必ず春の暖かさ(陽)が到来し、
夏の暑さ(陽)が盛りを過ぎれば、必ず秋の涼しさ(陰)が訪れることをあらわしています。
春は「陽気がよくなる」ともいいますし、
太陽も冬至の日に「陰、きわまると陽に転じる」といいますね。
また、人が風邪をひいた時に「寒気がしてふるえる」のが
陰だとしたら、「高熱を発する」のが陽となります。
陰陽は身近なところに存在し、
しかも隣り合わせで常に変化しているものです。
陰陽論を人間の心身の健康にあてはめると、
陰と陽がうまくバランスを保っているときは健康で、
崩れると病が発病するという考え方になります。
疲れたら、体がしんどかったら、
休むことを第一に優先してスケジュールに入れましょう。
今日は2月22日で、猫の日ということで、
こんな陰陽図を紹介します😊
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました♪