【本のご紹介】「お菓子中毒」を抜け出す方法
こんにちは。なおみです。
今回の本の紹介は
『「お菓子中毒」を抜け出す方法~あの超加工食品があなたを蝕む』です。
ここでいう超加工食品とは…
常温で長期間保存できるように、砂糖や塩、油脂、保存料などを加えて
高度に加工した食品の総称のことです。
代表的な超加工食品は、
(市販の)ケーキ、クッキー、ドーナツ、甘い清涼飲料水、
菓子パン、カップラーメン、チキンナゲット、ちくわ、はんぺんなどです。
著者は、砂糖やグルテンの危険性を以前から指摘されていた
医学博士の白澤卓二先生です。
他に『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』、
『「いつものパン」があなたを殺す』、
『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』、
『アルツハイマー革命』、『肥満遺伝子』他多数の本を著されています。
抗加齢研究所所長をされていますので、
アンチエイジングの世界でも有名な先生ですね。
この本では、お菓子をメインのテーマにとりあげています。
2019年2月に出版された本です。
白澤先生が『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』を著された6年前の当時、
アメリカではマイルドドラッグ(精製度が高く、中毒性のある食品)の
リスクが話題になっていて、
今回、お菓子をとりあげたのは、お菓子のほとんどを占めているのが
マイルドドラッグが複数入っている超加工食品で、
中毒性がきわめて高いからだそうです。
去年、砂糖の危険性の勉強会に参加した際にも
白澤先生の著書は話題に上っていました。
中毒から脱却するには、コツがあり、
本書では、中毒をもたらす犯人(要因)を7つにしぼり、
それぞれについて、なぜ中毒をもたらすか、どんなダメージがあるのか、
どのように抜け出すのかを紹介しています。
7つの要因とは、
①白砂糖
②果糖
③人工甘味料
④小麦
⑤食塩
⑥油
⑦ストレス です。
白澤先生の主張は過去の著書から一貫していますので、
ほとんど知っていることでしたが、
中毒の危険性を再度認識することができました。
本書『「お菓子中毒」を抜け出す方法』を読もうと思ったきっかけは、
妹がお菓子を箱買いしているようで、
実家に帰るとお菓子が山積みになっているのが気になっていまして、
とりあえず危険性を指摘したいと思い、
家にこの本を置いてきて、GWにでも読んでもらおうと思ったからです。
効果があるかはわかりませんが、タイトルはキャッチーですよね。
お菓子中毒に陥っていないかのリストがありました。
是非チェックしてみてください。
□お菓子を食べているときは至福の時間
□3時のおやつは毎日欠かせない
□コーヒーにはお菓子が必須
□飲んだあとのデザートは別腹
□ついついお菓子を買い込んでしまう(ストックが常にある)
□毎日のように食べている(習慣になっている)
□食べる量や回数がどんどん増えている
□イライラしたときにはお菓子に手が伸びる
□食べていないとイライラする
□ときどきドカ食いしてしまう
□やめよう、控えようと思っても続かない
□お菓子を食べないと仕事がはかどらない
□やせたいと思っていてもお菓子をやめられない
□健康診断で血糖値が高めと指摘されてもお菓子をやめられない
□将来、病気になってもいいからお菓子を食べたい
ひとつでも当てはまった場合、中毒に陥っている疑いがあるそうです!(怖い)
本書は、3部構成になっています。
第1部「お菓子中毒」犯人篇
第2部「お菓子中毒」解決篇
第3部「お菓子中毒」を抜け出すとこんないいことが!
読者を怖がらせるだけではなく、
きちんと解決法もあり、食べても良いお菓子の記載もあり、
少し救われる思いがしました(笑)
私もなるべく減らすようにはしていますが、
完全に脱し切れているわけではないので、
たまに思い出した時、モチベーションをあげたい時にまた読み返したいです。
食にご興味のある方、お子さまの安全なおやつに関心のある方
ぜひお手にとってご覧ください。
連休中の読書にもよいかもしれません。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪