ヘルスとウェルスは一文字違い

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4つの「生活養生法」

こんにちは。なおみです。

 

養生のお話しをもう少し続けます。

 

www.healthwealth-info.com

 

 

親子で体質が似ているという傾向はあっても、

私たちの性格や身体の状態というのは、誰一人として同じではありません。

 

健康状態には、不調のない部分もありますし症状が出てしまう部分もあります。

その原因も一通りではありません。

 

一言で身体を「養生」するといっても

1人ひとりに合った方法があるということになります。

 

新年度の疲れも出てくる頃です。

自分の身体の声を自分で聴いてみて、

無理なく続けられそうなことを増やしていきましょう。

 

 

生活養生法とは

 

タイトルにもあげた生活養生法についてくわしく説明します。

 

漢方の養生学では、人間の健康の成り立ちを

「心・身体・運動・休養」という側面からとらえます。

 

「心」と「身体」は、人間の存在そのものであり、

「運動」と「休養」は生きていくうえで欠くことのできない活動です。

 

このうち「身体」に直結する要素に「食事」が属します。

 

 

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この4つのバランスがうまく保たれているか、ということが

必要な養生法を選ぶ手がかりとなります。

 

 

「心」養生法

 

心養生法は、

「心・身体・運動・休養」という4つの要素のうち、「心」に関する養生法です。

心の状態を安定させることを目的としたものです。

 

代表的な方法として「プラス思考」があります。

心配性、ネガティブな感情、もうダメだなどのさまざまな感情がわきおこり、

時にそれに翻弄されてしまうのは、人間の心の動きとしては自然なことです。

 

養生法の視点では、極力マイナス思考を改めて、

できるだけプラスに持っていくことが好ましいといえます。

 

マイナス思考を改めるにはどうすればよいのでしょうか?

そのヒントは、

ごく当たり前に思えますが、

常にプラスの考え方や言葉遣いを「意識する」ことです。

 

私たちは、それぞれ習慣になっている考え方のくせや志向があります。

自分でも気付かないうちに、その枠にはまり、

物事を判断してしまう傾向があります。

マイナス思考に陥りやすい人はまず、その考え方のクセに気付き、

意識的に」切り替えていく必要があるのです。

 

本来、起こっている物事は、良くとらえようと悪くとらえようと、

それ自体は変わりません。

意識的にプラス思考に切り替えることで、それが習慣になり、

次第に心の安定した状態を保てるようになってきます。

 

「食」養生法

 

食養生法は、

「心・身体・運動・休養」という4つの要素のうち、「身体」に関する養生法です。

 

身体は毎日の食生活の結果ですから、

毎日の食生活=今の身体の状態といえます。

 

食養生法は、次の10項目から成り立ちます。

①気候風土に合った、その土地でとれる食材を食べる。

②季節に合った「旬」のものを食べる。

③食材を丸ごと全部食べる。

④穀物、豆類、野菜などを多くとるようにする。

⑤加工食品や食品添加物をできるだけ避ける。

⑥食事の量は、腹7分目にする。

⑦十分に噛む。

⑧水分をあまりとりすぎない。

⑨楽しい雰囲気で食卓を囲む。

⑩食べ物に対して、感謝の気持ちを大切にする。

 

これらの項目を見ると、

穀物を基本とした日本古来の典型的な食事スタイルを思い浮かべることができます。

さらに、「旬」の食材のなるべく皮や根も上手に調理して全体を食べるようにするとよいですね。

現代の食生活は、便利になって色々な食材が手に入りますが、

以前と比べて肉類やお菓子類を多く摂りすぎる傾向にあります。

そのため、脂肪分や糖分が過剰になり、ビタミン類・ミネラル類は不足しがちです。

栄養のアンバランスを毎日の食事で意識的に解消していきましょう。

 

「動」養生法

 

動養生法は、

「心・身体・運動・休養」という4つの要素のうち、「運動」に関する養生法です。

 

自律神経系のバランスを整えるためのエクササイズ、

複式呼吸のエクササイズ、

耳のマッサージ、足裏のツボを刺激する方法も動養生法の1つです。

 

本格的なスポーツだけが、運動とは限りません。

呼吸法やマッサージなどを意識して行うことが

養生を実践するうえでは重要といえるかもしれません。

 

「休」養生法

 

食養生法は、

「心・身体・運動・休養」という4つの要素のうち、「休養」に関する養生法です。

 

これは心と身体をリラックスさせるための養生法です。

主に「入浴法」と「鎮静呼吸法」の2つがあります。

 

さらに「入浴法」は

  • イライラやストレスを和らげる入浴法
  • 目覚めをすっきりさせる入浴法
  • 不眠を解消するための入浴法 などにわかれます。

 

イライラやストレスを和らげる入浴法は、

交感神経の興奮を鎮めるように、

38℃から40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかります。

 

目覚めをすっきりさせる入浴法は、

副交感神経の過剰な働き(朝起きてぼんやりした状態)をおさえるために、

熱めのお湯やシャワーを短時間浴びます。

 

不眠を解消するための入浴法は、

カモミールやラベンダーの精油をお湯に3~5滴入れてみましょう。

優しいアロマが心と身体をリラックスさせてくれます。

 

もう1つは、「鎮静呼吸法」です。

これは気功法などでも広く取り入れられている方法です。

 

ゆっくりと息を吐いて、鼻からゆっくりと息を吸い込み、

ふっと息を止める、という呼吸法です。

簡単な方法ですが、これを数回続けることで、次第に心と身体がリラックスしてきます。

 

 

今日ここで紹介した、養生の方法はごく一部のもので、

他にもさまざまな方法があります。

大切なのは、自分が続けていける方法を毎日積み重ねていくことです。

 

自分がセルフケア・養生を実践して元気になることで、

周囲の大切な人の健康にも気配りができるようになるでしょう😊

 

 

 長くなってしまいましたね。

本日もお読みいただきありがとうございました♪