薬膳茶を楽しむ♪
こんにちは。なおみです。
中国では「万病の薬」といわれるお茶。
お土産でよくいただいたりもしますよね。
ちょっとした体の不調は、野菜や果物、
食薬(食材と生薬の両方で使用できるショウガやシナモンなど)をブレンドした薬膳茶で対処するのもよいでしょう。
私は実は根っからのコーヒー派だったのですが、
薬膳を学ぶようになってから、
コーヒーは午前中の仕事の時にして、
午後にはお茶に切り替えるようにしています。
(コーヒーも1日何杯飲むと健康に良いといった説がありますね)
中国茶には、茶葉の加工法の違いから、
体の熱を冷ます寒涼の性質、
体を温める温熱の性質をもつものがあります。
日本で一般的に飲む緑茶や、紅茶も同様に考えて
季節や体調に合わせたブレンドを楽しみましょう😊
お茶の性質
お茶の種類と性質を表にまとめてみました。
緑茶 |
不発酵 |
中国緑茶(龍井茶)、日本茶 |
寒涼 |
白茶 |
微発酵 |
(主に福建省で生産されている葉に白い産毛があるお茶です) |
↓ |
黄茶 |
弱後発酵 |
(中国緑茶とは異なる加熱処理が施されたお茶です。本物は希少価値があるので高級です) |
↓ |
青茶 |
半発酵 |
烏龍茶(凍頂烏龍茶) |
↓ |
紅茶 |
完全発酵 |
中国紅茶(ライチ紅茶)、紅茶 |
↓ |
黒茶 |
後発酵 |
プーアール茶 |
温熱 |
中国はお茶の発祥の地で、すべてのお茶の種類がありますが、
製法上、発酵させるお茶(発酵茶)か発酵させないお茶(不発酵茶)に分かれます。
中国緑茶の龍井(ロンジン)茶は、日本の緑茶と同じで不発酵茶ですが、
多くの中国茶は発酵茶です。
そして発酵茶は、半発酵茶と、後発酵茶とに分かれます。
半発酵茶は、酵素による発酵を途中で止めて作られたお茶です。
いわゆる烏龍茶は半発酵茶の代表と言えます。
後発酵茶というのは、酵母を入れた後に発酵させるお茶です。
よく知られているものにプーアール茶があります。
プーアール茶は、脂肪代謝を行うのに一番優れ、やせるお茶として知られています。
次に脂肪代謝がよいものは、上級の鉄観音茶(烏龍茶)です。
油を溶かす作用は緑茶にもありますが、
作用が強いのはこの2つです。
表をざっと見ると
緑茶・日本茶は体の熱を冷ます作用が強く、
プーアール茶は温める作用が強いことがわかります。
以前ご紹介した菊花茶は、
菊花自体に涼の性質があるのと、緑茶でブレンドしているので、
体の熱を冷ます作用が特に強いということになります。
体の熱を冷ますことで
体の上部のトラブルに効果があるため、
疲れ目、のどの炎症、吹き出物の予防の作用が期待できます。
おいしいお茶のいれ方
- 急須やポットでいれる
時間がないときや、成分の出やすい茶葉の場合に。
① 急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぐ(250mℓに対して茶葉約3g)。
② ふたをして、5分ほど蒸らしてから飲む。急須のお茶は残さず注ぐ。
- やかんで煮出す
やかんの素材は何でもよいですが、お茶を煮出す場合には鉄瓶はNGです。
鉄の成分がお茶に出てしまい、
お茶本来の成分やおいしさを損なう場合があるので、避けましょう
① 沸騰させたお湯800mℓ~1ℓに対して茶葉約10~15g入れる。
② 弱火で5~10分ほど煮出して火を止める。
③ 茶殻を取り出してから、カップに注いで飲む。
(茶殻をいれたままにしておくと、
煮出したお茶の成分が茶殻に戻ってしまうので注意する)
気候、体調、気分に合わせて、
ほっと一息リラックスタイムを楽しみましょうね😊
それでは、お読みいただきありがとうございました♪