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【女は7年・男は8年】男女の年齢と養生【男性編】

 

こんにちは。なおみです。

 

漢方の考え方では、女性の体調変化を7年周期で、

男性の体調変化を8年周期でとらえます。

 

 

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前回は女性編としてピックアップしました。

続いて男性編としてまとめました。

 

 

 

男性の養生

漢方では男性の一生の体調変化を8年周期で考えます。

女性よりも進行がゆっくりなんですね。

男の子と女の子、両方育てたことのある方はよくおわかりかもしれません。

女の子の方が、成長がはやく感じられますね。

 

中国では「男性は気から生まれ、女性は血から生まれる」といわれ、男性はその一生を「」に左右されるととらえます。

男性は社会に出て体を使うことが多く、

気の消耗が激しくなるからです。

 

男性の養生の基本は、「腎・脾を補う」ことです。

腎は、生命エネルギーを貯蔵するところです。

 

男性だけに限りませんが、

の働きが弱くなると、足腰の衰え、動作がにぶる、

白髪や抜け毛が増えるなど、老化を実感するようになります。

 

漢方では、ライフステージのピーク時から腎の働きは低下し、

死ぬときに腎の気はゼロになると考えられています。

 

を補うには、前の女性編でも出てきましたが、

全身に栄養を送る「」の働きも大切になります。

食べたものがしっかりと消化吸収され、

体内で生命エネルギーに変わることが必要だからです。

 

男性は陰陽でとらえると、「陽」にあたります。

体に熱をもち、女性と比べると戦闘的で筋肉質であるとされます。

最近では、「草食系」な陰の性質をもつ男性が増えているとはいえ、本質的には「陽」と分類されます。

養生法も時代や環境に応じて変わっていくのかもしれませんが。

 

男性の身体機能のライフステージ

 

8年周期で区切ると、

 8歳(子ども時代)  歯がはえそろう

16歳(子ども時代)  生殖能力が備わる思春期

24歳(青年期) 身長がのびきり男性らしさが増す

32歳(青年期) 身体機能・生殖機能のピーク

40歳(中年期) 抜け毛などが始まる

48歳(中年期) 白髪が多くなり始める

56歳(中年期) 足腰の衰えを感じる

64歳(老年期) 歯や髪も抜けることが多くなり、筋肉の衰えも感じる

 

 男性の場合、毛髪への言及が多いですが(笑)

昔の中国人男性も髪の毛のことが気になっていたのでしょう。

漢方では、髪のことを「血余 けつよ」と言います。

 

血余の意味は 血の余り という意味です。

ここでいう「」は、

血液だけのことを表すものではなく、血液が運ぶ栄養素のことも含まれます。

 

髪は「」と密接な関係があります。

先ほども出ましたが「」とは、生命エネルギーの貯蔵場所です。

腎の機能は老化に伴って次第に低下し、精の蓄えが減少していきます。

これを腎虚といいます。

髪の毛が少なくなることだけでなく、髪につやが無くなり、

白髪が増えるのも腎虚の症状です。

髪の毛を健やかにするためには、「」「」を補うようにすればよいことになります。

 

ライフステージについて、

子ども時代(8・16歳くらい)は、成長過程のため内臓が弱い状態ですので、消化吸収力を高める「脾」を養いましょう。

 

青年期(24・32歳くらい)は、心も体も成長し、身体機能・生殖機能のピークに向かっていきます。

 

中年期(40・48歳くらい)は、ライフステージのピークを超え、心や体の成熟とともに衰えを実感する時期です。

自分自身の体調に気を配ることを怠りやすい時期ですが、

なるべく養生を心がけるようにしましょう。

 

中年期以降は、ゆるやかに老化を感じつつ、心と体の調和を目指す時期です。

毎日の暮らしのなかで、生命エネルギーである気を補い、腎の働きを養いましょう。

 

 

 

 

養生でポイントとなる「肝」「腎」「脾」を養う食材などについては、長くなりますので次に続きます。

 

 

 

 

それでは、本日もお読みいただきありがとうございました♪